いつの間にか英語の資格試験として定番化していたTOEIC。
「トイック?トエック?トーエック?」
今更だけどそもそもなんて読むの?という方も少なくないかもしれません。
ビジネスパーソンにとって常識になりつつあるTOEICについて、基本の”き”から確認しておきましょう。
この記事では、試験の概要など、これから受験する方が知っておきたいポイントをお伝えしていきます。
TOEICとは
TOEIC Programとは米国にある非営利テスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)によって開発・制作されている、英語コミュニケーション能力を測定するテストのこと。
世界160か国で年間約700万人が受験する世界共通のテストプログラムです。日本では毎年約250万人が受験しており、世界全体の受験者数の約35%を日本人が占めています。
就活や転職、昇進など様々な場面でTOEICのスコアが求められることが増えてきているので、受験者数の増加も納得ですよね。
発音の違いなので他の読み方が間違いというわけではありませんが、公式にあわせて「トーイック」と読んでおくのが無難。
TOEICの種類
実はTOEICには、全5種類のテストがあります。
普段わたしたちが「TOEIC」と呼んでいるのはそのうちの1つ「TOEIC Listening & Reading Test」(以下、TOEIC L&Rという)のことです。
TOEICスコアの提出を求められる場合には、ほとんどがTOEIC L&Rのスコアを指しています。
全5種類のテストのラインナップは以下のとおり。
日常生活やビジネスシーンにおける英語によるコミュニケーション能力を幅広く測るテスト
日常生活やビジネスシーンで効果的に英語でコミュニケーションするために必要な、話す・書く能力を直接測るテスト
日常生活やビジネスシーンで効果的に英語でコミュニケーションするために必要な、話す能力を直接測るテスト
英語学習初級者から中級者を対象とした、日常生活における活きたコミュニケーションに必要な、“英語で聞く・読む能力”を測定するテスト
英語学習初級者から中級者を対象とした、日常生活における活きたコミュニケーションに必要な、“英語で話す・書く能力”を測定するテスト
スコアについて
TOEIC L&Rには英検のような級がないため、合格・不合格もありません。
結果はリスニングセクション5~495点、リーディングセクション5~495点、合計10~990点のスコアで評価されます。
スコアは、単純な正解数の足し算ではなく、統計的な処理に基づいて算出されます。
どの回に受験したかに関わらず公平性が保たれるように、受験者の実力が変わらない限りはスコアが一定に保たれるようになっています。
TOEIC L&Rの問題構成
リスニングセクション(約45分間・100問)、リーディングセクション(75分間・100問)からなり、合計2時間で200問に答えるマークシート方式のテストです。
テストは英文のみで構成されます。
公開テスト日程・試験会場
TOEIC L&Rの受験方法はIPテストと公開テストの2種類があります。
IPテスト
IPテストは企業や学校などが主催し、10名以上の受験者を集めて実施されます。受験会場の決定や、試験の運営や管理も主催する団体に任されているので、社内で定期的に実施している企業もあります。
IPテストと公開テストの大きな違いの1つは、IPテストでは公式認定証が発行されないということです。その代わりにスコアレポートというものが発行されます。スコアの有効性は公開テストと同等ですが、公式認定証の提出を求められた場合に、スコアレポートでも認められるかどうかは企業により異なります。
公開テスト
公開テストは、日本でのTOEIC Programの実施・運営を行う、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の主催で開催されます。
TOEIC L&Rは通常、年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)全国約80都市で実施されています。地域によっては、実施されない回もあるので、公式サイトのテスト日程を事前に確認するようにしましょう。
受験料
受験料は2020年4月実施回より6,490円(税込)に改定されました。
少しでもお得に受験したいという方におすすめなのが、「リピート受験割引制度」を利用しての受験です。インターネット上でTOEIC Listening & Reading Testの受験申込をすると、1年後の同月から3ヵ月間に実施する公開テストのうち1回を5,846円(税込)で受験することができます。
申込方法
以前はコンビニ端末を使って申し込むこともできましたが、現在はインターネットでのみ申し込みを受け付けています。
公式サイトで会員登録(無料)し、インターネット上で申し込みます。
まとめ
グローバル化が進み、多くの日本企業が英語によるコミュニケーション能力が高い人材を求めています。
あなたの英語力をアピールする指標として、TOEICは今後も幅広く用いられていくことが予想されます。
アピールポイントとして自信を持って言えるスコアを目指して、学習していきましょう!
https://toeicampjp.com/2020/05/29/%e3%80%90%e5%85%a8%e3%82%b9%e3%82%b3%e3%82%a2%e3%83%ac%e3%83%99%e3%83%ab%e5%85%b1%e9%80%9a%e3%80%91%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%881%e3%81%ae%e8%a7%a3%e3%81%8d%e6%96%b9%e3%82%92%e5%be%b9%e5%ba%95%e8%a7%a3/